TQコネクトと宮崎市が公民連携を実施
「タブレットを活用したひとり暮らし高齢者の生活サポート実証実験」を開始


 東急不動産ホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、社⻑:⻄川 弘典)が2019年度に立ち上げたグループ従業員を対象とした社内ベンチャー制度「STEP※」から誕生したTQコネクト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社⻑:五⽊ 公明)は、宮崎市と連携し、2022年10月1日から12月31日までの3か月間、宮崎市内に住む70歳以上で一人暮らしの高齢者19名にTQタブレットを配布します。

※「S(Start/Sustainable/Shibuya)」+「TFHD Entrepreneur Program 」の略称

■TQタブレットとは

 家族と離れて暮らす高齢者世帯向けの、専門オペレーター付タブレットサービスです。利用者の方は設定やWi-Fiなどの準備の必要がなく、届いた日からタブレットを利用できます。タブレットに不慣れな方でも、操作サポートは専門オペレーターが丁寧にご案内。家族とのビデオ通話や、音楽鑑賞や番組鑑賞、買い物など、インターネットを通じたサービスを安心かつ簡単に利用できます。

■宮崎市との取り組み

 宮崎市内在住の70歳以上の一人暮らし高齢者を対象に、市内の地域包括支援センター19ヶ所にご協力いただき、各センターから1人ずつ実証実験への参加希望者を選定します。参加者には「TQタブレット」を配布し、宮崎市内での利用状況を検証いたします。また「地域のお知らせ」のボタンにて、宮崎市からの市民の皆さんに対するお知らせや周知情報などの発信を実施します。

■検証内容

  • インターネット操作の取得
  • オペレーターとのコミュニケーション・ニーズの検証
  • 地域や生活に必要なお知らせ配信による既読率の測定
  • 自治体から連絡手段としての利用について検証
  • 各種相談サービス提供による困りごとニーズ検証 など

■宮崎市との取り組みの狙い

 今回の実証実験における宮崎市の狙いとして、在宅福祉サービスの有効性の検証や、自治体連携の一環としてシニアタブレットの有用性の確認が挙げられます。TQタブレットの利用を通じて、在宅シニアの方に向けた自治体の情報発信や、サービス開発の検討などを行い、地域の皆様がイキイキとより良い生活送るきっかけとなるような取り組みを検討してまいります。

■宮崎市/TQコネクトの今後の展望

 今回の実証実験にご参加頂ける宮崎市の方々へのインタビューやモニタリングなどを通じ、シニア向けタブレットのサービス品質向上を目的とし、自治体の課題解決の為に共同でサービス開発などを進め、地域の方の要望に応えられるサービスを構築していきます。

■会社概要

商号 TQコネクト株式会社 
代表取締役社長 五木 公明 
所在地 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-21-1 
設立日 2021年5月31日 
資本金 5億円(資本準備金含む)
株主 東急不動産ホールディングス株式会社、五木 公明(代表創業者)、江部 宗一郎(共同創業者)
コーポレートサイト https://tqconnect.co.jp/

こま武蔵台にて移動の課題解決に向けた運行サポートを実施

TQコネクト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:五木 公明)及び株式会社東急不動産R&Dセンター(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:塩田 光太郎)は、埼玉県日高市にある「こま武蔵台団地」にて行われるグリーンスローモビリティ(以下「グリスロ」という)の実証実験に合わせ、高齢者へのインターネット利用サポートとして「TQ あんしんタブレット」を提供し、運行状況や周辺地域の情報を、オンラインで配信。タイムリーに情報を届け、高齢者が実証実験に参加しやすいようにサポートを実施します。

■ 目的

こま武蔵台団地は高齢化による免許返納問題や人口減少による公共交通サービスの水準低下が顕在化しています。現在、自治会によるデマンド方式での移送サービス等が行われておりますが新たな移動サービスとして、「グリスロ」を使い、買い物や通院、地域での活動、路線バスへの乗り継ぎにご利用いただく実証実験(実施主体:国土交通省国土技術政策総合研究所)が行われるのにあわせ、グリスロを地域密着型の移動手段とするために、利用者へタイムリーに運行状況等の情報を届ける手段として「TQ あんしんタブレット」を活用します。

■ グリーンスローモビリティとは

時速20km 未満の低速で走行する電動車を使った、小さな移動サービス。

■ 運用方法

乗車状況を自宅にいながらにして確認できるように、高齢者向け「TQ あんしんタブレット」にて始発地点での乗車状況をご案内します。
その他、悪天候による運行中止やダイヤ変更のお知らせ、不慮のトラブルに伴う遅延などの情報を、「TQ あんしんタブレット」のお知らせ配信にて行うことで、インターネットに不慣れな高齢者でも随時状況を把握することができる環境を整え、デジタル格差の解消を目指しています。

【本実証実験の概要】

実施期間:12 月7 日(火)~1 月9 日(日)
実施場所:埼玉県日高市こま武蔵台団地周辺
ショッピングセンターを中心に、平日は団地内循環型として5便、土日祝日は、東西個別型として2 ルート合計8 便運行するグリスロについて「TQ あんしんタブレット」にて始発地点での乗車状況等の情報を配信。

〈TQ あんしんタブレット〉

全体統括:TQ コネクト株式会社

〈グリスロ実証実験〉

実施主体:国土交通省国土技術政策総合研究所
協力機関・団体:NPO 法人げんきネット武蔵台、株式会社東急不動産R&D センター、等

※「あんしんタブレット」は、アイラ株式会社が提供する「ささえi コミュニティ®」の専用端末「hoam®」のTQ ポータルサービスにて利用する際の名称となります。
※「ささえi コミュニティ®」及び「hoam®」は、アイラ株式会社の商標です。

■長期ビジョンで取り組むテーマと、貢献するSDGs

東急不動産ホールディングスグループは、2021 年に⻑期ビジョンを発表しました。「WE ARE GREEN」をスローガンに、誰もが自分らしく、いきいきと輝ける未来を実現します。価値を創造し続ける企業グループをめざして、重視する社会課題から抽出した6 つのテーマに取り組み、SDGs の達成に貢献していきます。

≪ 本リリースにおける取り組みテーマ(マテリアリティ) ≫

≪ 貢献するSDGs ≫

東急不動産ホールディングスグループ 「長期ビジョン2030」について
tfhd_groupvision2030.pdf (tokyu-fudosan-hd.co.jp)