2021.09.24

プレスリリース

「TQ コネクト」が11 月サービスを開始     

この記事をシェアする Twitter Facebook

グループ共創社内ベンチャー制度「STEP」からの事業化案件

高齢者のIT 利用サポートにより、様々な課題を解決するサービスを提供

東急不動産ホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、社⻑:⻄川 弘典)が2019 年度に立ち上げたグループ従業員を対象とした社内ベンチャー制度「STEP※」から誕生したTQ コネクト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社⻑:五⽊ 公明)は、11 月よりサービスを開始することとなりましたのでお知らせいたします。

※「S(Start/Sustainable/Shibuya)」+「TFHD Entrepreneur Program 」の略称

TQコネクトは「すべての人がインターネットにつながる社会を実現する。」を企業理念とし、高齢者などインターネットを使い慣れない人でも、簡単に安心してインターネットを経由した様々なサービスを利用できるようにすることを目指した会社です。高齢者がタブレットを操作することで様々なことができるようになるサービス「TQあんしんタブレット」について、60 歳以上の高齢者を対象に台数限定のモニター利用を11 月より開始します。モニターとなった高齢者からご意見を伺った上で、2022 年4 月より本サービスを開始する予定です。

高齢者向けの様々なサービスを提供、操作の不安はオペレーターが解決

TQコネクト株式会社の基幹サービス「TQポータル」は、高齢者にとって安心で便利なサービスが、タブレットのポータル画面に並べられております。その中にはオペレーター呼び出し用のボタンが付いており、利用者がそのボタンを押すと、ワンタッチで画面に現れるオペレーターが、ポータルを通じて高齢者のタブレットやサービスの利用をサポートします。

「TQポータル」の開発にあたりこの2 年間、数百回にわたり高齢者への実際の操作補助をすることで、オペレーター対応と操作などシステムの両面で改善を重ねてきました。オペレーターについては東急不動産ホールディングスのグループ会社であるイーウェルが担当し、システム面は東京電力の系列会社であるファミリーネット・ジャパンが担当しています。また、サービスの基盤および端末には、ICT による高齢者向けの地域生活支援サービスの提供を行ってきたアイラ株式会社の「ささえi コミュニティ®」サービスおよび専用端末「hoam®」を採用しています。今回は、そのポータルが、専用タブレットに装着されたタブレットセット型である「TQあんしんタブレット」のモニター利用を開始します。

あんしんタブレットは、TQ ポータルに掲載されているサービスを利用することができます。ポータルサービスの中には、詐欺やトラブルへの対応、健康相談など、専門家に直接つながるサービスのほか、様々なWebサービス、例えば、自宅でできるエクササイズ動画の視聴、動画での料理レシピの提供、各種検索があります。タブレット操作の利用/習得をサポートすることで高齢者に対し、インターネットを活用して、社会とつながることの便利さや楽しさを実体験して頂きます。

社会課題解決のため、様々な企業や行政との連携を検討

「TQ ポータル」を活用した様々なビジネス展開を進めるべく、数多くの企業との連携を図ります。
実証実験を通じて、高齢者がこのポータルを利用するにつれて、インターネットを使うことに慣れるだけでなく、段々とそれぞれの活用や楽しみ方を見つけられるようになることがわかってきました。それにより、このポータルを通じて、高齢者にサービスを届けたいと考える行政、企業、団体から数多くの問い合わせをいただいています。
 TQコネクト株式会社は今後、同社の企業理念である、「すべての人がインターネットにつながる社会」を実現するために、さまざまなサービスが、このポータルを通じて高齢者に届けられるよう、企業や行政との連携を進めて行きます。

長期ビジョンで取り組むテーマと、貢献するSDGs

東急不動産ホールディングスグループは、2021 年に⻑期ビジョンを発表しました。「WE ARE GREEN」をスローガンに、誰もが自分らしく、いきいきと輝ける未来を実現します。価値を創造し続ける企業グループをめざして、重視する社会課題から抽出した6 つのテーマに取り組み、SDGs の達成に貢献していきます。

 本リリースにおける取り組みテーマ(マテリアリティ)

貢献するSDGs